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セスキ炭酸ソーダについて

セスキ炭酸ゾーダとは?

アルカリ剤、色々あるけどどれが良いのかよく分からない・・・
そんな方にまず試してほしいのがこのセスキ炭酸ソーダ!

【化学記号:Na3H(CO3)2】
炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが1:1の比で構成される複塩の通称。

重曹と炭酸ソーダの中間のような物質で、重曹と同じく無機物なので、有機物である界面活性剤よりも環境に負担をかけにくく自然界に優しい、また少量で洗浄力がしっかりあるのに手荒れがしにくい、という扱いやすさが魅力です。お湯で溶かさないと溶けない重曹よりもセスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので、お洗濯に、キッチンやお部屋のお掃除に、などと幅広く使えます。また、経血をよく落としてくれる優秀な子なので、布ナプキン生活のパートナーとしてもイチオシです。

変質しにくいので常温で長期間保存もできますよ?

もちろん、どんな汚れにも効くわけではなく、重曹と同じく得手不得手があります。ですが、その特徴をよく飲み込んで適材適所で使えば、あなたの家事の負担を大きく減らしてくれることでしょう。

◎特徴

炭酸ナトリウムと重曹の複塩で、両者の中間的な性質をあわせ持ちます。水に溶けやすく、水溶液はpH9.8(1%、25℃)の弱アルカリ性を示します(炭酸ナトリウムはpH11.2、重曹はpH8.4)。温和なアルカリ剤で、絹・羊毛・木綿等の洗浄精練用に用いられたり、浴剤や家庭用洗剤に配合されたりします。サラサラした結晶状で扱いやすく、常温で長期間保存しても変質しません。

布ナプキン用の浸け置き洗剤以外にも、様々な用途でお使いいただけます。

【得意な汚れの例】

  • 皮脂や垢など軽い汚れの洗濯や、ひどい油汚れの下処理
  • 血液汚れ
  • 台所のベタベタ汚れ
  • 凸って・スイッチ、器物表面の手垢汚れ

得意な汚れ

「油脂をある程度乳化することができる」「タンパク質をある程度分解することができる」。これが洗浄剤としてのアルカリ剤が得意なことです。

【苦手な汚れの例】

  • 激しい泥汚れ(靴下やスポーツユニフォームなど)
  • 機械油や口紅などのガンコな油汚れ
  • 衣類のシミ(シミには漂白剤が一番効きます)

苦手な汚れ

本格的な汚れ落とし能力は石鹸などの界面活性剤にはかないません。

〜注意点〜

  • アルカリはタンパク質を溶かすので、手荒れしやすい人はゴム手袋をして作業すると安心です。
  • 皮膚に付いてヌルヌルしたときは、まず水で十分に洗い流します。それでもヌル付きが取れないときは、酢やクエン酸を少量振りかけ、よくなじませれば中和しおさまります。その後、酢やクエン酸は水で洗い流してください。
  • 粉や水溶液が目や口に入ったら、清潔な水で十分にすすぎ流し、痛みなどが残る場合は、医療機関に相談してください。
  • 湿気を吸うと固まってしまうことがあります。きちんとフタのできる容器で保管しましょう。

『布ナプキンの洗い方』はこちら→

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